ウェンディ流フルーツタルト Wendy's fruit tart

こんにちは。


今日ご紹介するお菓子は、ウェンディ流のフルーツタルトです。


いつもこのブログを書くときは、レシピノートの日付の近いページのあたりから選んで書くのですが、今日はたまたま手元に10月の入ったレシピノートがなく、なんとなくほかのノートをめくっていました。

最近食事系のレシピや余談が増えてきているので、今日はお菓子のレシピがいいな~と思いながら眺めていたら、5月のレシピに何やらちょうど良さそうなものが。


それがフルーツタルトでした。

写真は少し焦がしてしまったものですが、何がちょうど良さそうだったかというと、冷凍フルーツとリンゴを使っていたからです。


イギリスではベリー類は日常的なフルーツ。でも日本でフレッシュを手に入れようと思ったら、見つけるのも必要な量を買うのも大変です。その点、最初から冷凍ベリー(フレッシュを凍らせて保存しておいたもの)と使っているこのレシピはちょうどいい感じ。

また、イギリスでお菓子にリンゴを使うときは、酸味の強いクッキングアップルを使うことが多いのですが、このレシピは甘いリンゴを使用しているのも、甘いリンゴの多い日本でちょうどいい!ということで、このレシピはまさに日本では今の時期にぴったりのお菓子なんです!


ほんのり温かいものにクリームやアイスを添えて食べるのも、まだ日中は温かいけど、朝晩は涼しくなってきたこの時期にふさわしいデザートと言えます。



まず初めに、なぜ”ウェンディ流”かというと、特にこれと決まった材料がなく、あるもので適当にちょちょちょ~と作るからです。

凄く合理的でイギリス人らしいなーといつも思うのがこのウェンディのやり方です。


この日も、タルトを作ろう!と言って作り始めたわけではなく、夕飯の残りのペストリーで何か作ろう、ということから始まりました。


その日の夕飯は”フラン”というキッシュに似た食べ物でした。

余ったのはショートクラストペストリー。


何か作れないかな~とキッチンを見まわして、あ、リンゴがあるじゃない。

冷凍庫には冷蔵しておいたブラックカランツがあるし、フルーツタルトを作りましょう!ということで、簡単ウェンディのフルーツタルトです。



ショートクラストペストリーは以前ご紹介しているので割愛します。

私たちはフランの余りのペストリーを使ったので、甘くないものを使用しましたが、そこはお好みで作ってください。


また、フルーツはなんでも大丈夫なのですが、このレシピのやり方に合うのは、やはりベリー類だと思います。

今回はブラックカランツを使用しますが、ほかのベリーで代用できます。

甘いベリーを使う場合は、酸味の強いリンゴにするなど調整してください。

リンゴがベリー色に染まり、見た目にも鮮やかなタルトができます!



ウェンディのフルーツタルト Wendy's fruit tarts

・ショートクラストペストリー

・ブラックカランツ(この時は冷凍を使用)

・リンゴ…小さいものを3つ使用(甘いリンゴを使用)

・グラニュー糖


①あらかじめショートクラストペストリーを作っておく。

②リンゴを適当な大きさにスライスし、お好みの量の砂糖で軟らかくなるまで煮る。クランベリーも一緒に煮ておく。

③パイ皿かタルト型に薄く延ばしたペストリーを敷き、煮た果物を盛りつける。

④型より少し大きめに切っておいたペストリーをかぶせ、周りをつまんでくっつけていく。牛乳を表面に塗り、砂糖を散りばめて、中央にナイフで切り込みを入れる。

⑤180℃のオーブンで30-35分焼く。



このタルトは完全に家庭菓子なので、フルーツから出る汁はそのままになっています。

カットするとジュワーっとスープがあふれ出します。

そこにダブルクリームやバニラアイスを添えて、溶けてきたそれらとタルトからあふれた酸味のあるスープがまじりあって、絶妙なコントラストに!

色合いも味も最高のデザートです!


今回もちゃんとした計量値がなくて申し訳ありませんが、実際一切計量を行わなかったので、そのあたりはご理解ください。

ウェンディに限らず、イギリス人の家庭菓子を習う上でもっとも困難なことは、計量値がわからない事!

再現するのにいつも四苦八苦します><


それでもおいしいことに変わりはないので、ぜひ一度お試しください♪


British bake on

イギリス留学中に出会った、イギリスの伝統的な焼き菓子、ローカルビレッジの家庭のお菓子をメインに紹介するブログです。

1コメント

  • 1000 / 1000

  • keito-no-shippo

    2019.10.08 23:42

    今回も美味しそう〜💕 大阪では 阪急百貨店で英国フェアが開かれます。 イギリスの本物の味に触れる少ない機会です。 ウェンディさんのレシピのような素敵なお菓子に会えるかも😊