ブレッドバタープディング Bread and butter pudding

こんにちは!

昨日はなぜか雨は絶対降らない、という確信の元かさを持たずに出勤し、土砂降りにあった玉井です。

今年は冷夏になるのでしょうか?7月なのに肌寒い日が続いています。


今日はそんな肌寒い日にお勧めのデザート、ブレッドバタープディングをご紹介します。


先週のサマープディング繋がりなんですが、こちらは「焼く」プディングになります。

先週も少しお話ししましたが、ブレッドプディングはもともと、余ったパンや古くなってしまったパンを、捨てるのではなく、何とか食べられないか、という考えから生まれました。


11世紀初めから12世紀にかけて、庶民の間に広がり、13世紀には「貧乏人のプディング」 "poor man's pudding"という呼び名で知られるようになったこのプディングは、下層階級において人気のデザートでした。


現在ではその可能性が認められ、高級レストランのようなところでもオシャレでモダンなブレッドプディングが提供されていますが、もともとは倹約ともったいない精神から生まれたデザートだったんですね!



ブレッドバタープディングは、サマープディング同様、ブレッドプディングというプディングの一つになります。

ブレッドプディングを調べると起源はヨーロッパ各地ですが、このブレッドバタープディングはイギリスがオリジナル、ということになっています。


イギリスでは当初、ブレッドプディングは「ホワイトポッズ」 "whitepots" という名前で呼ばれていました。また、バターの代わりに骨髄が使われたり、パンの代わりにライスが使われたりと、本当に余ったもの、あるもので作られていたようです。


その後、ライスを使ったプディングは「ライスプディング」として知られるようになり、手に入りにくい骨髄も使われることはなくなりましたが、古くなった余ったパンを使う、という考えはいまだに一般家庭に根付いています。


私はこのプディングを2回食べる機会ありましたが、そのどちらも作った理由は、パンがたくさん余ってしまったから、でした。



それではウェンディ―のブレッドプディングのレシピをご紹介します。


ブレッドプディング Bread pudding

*約1Lの容量の、耐熱容器(深いもの)を用意しておく。

・余った、又は古くなったパン…用意した容器に入る量

・バター

・レーズン

・卵…3個

・牛乳

・砂糖…約1/2カップ

・ナツメグ


①パンを適当な大きさにカットし、片面にバターを塗る。用意した耐熱容器に隙間なく詰めていく。お好みの量のレーズンを散らばす。

②卵と砂糖をよく混ぜ、そこに牛乳を加えて800mLになるようにする。よく混ぜる。

③卵液を気を付けながら注ぐ。

④ナツメグを散らし、1時間から1時間半ほど、卵液をパンに染み込ませる。

⑤オーブンを180℃にセットする。

⑥30-40分焼く。

⑦カスタードかクリームを添えてサーブする。


使用するパンは、やはりちょっといいパンが良いようです。

せっかく奮発しておいしいパンを買ったのに、大きくて食べきれなかった!というときに試してみてはいかがでしょうか?

British bake on

イギリス留学中に出会った、イギリスの伝統的な焼き菓子、ローカルビレッジの家庭のお菓子をメインに紹介するブログです。

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